2026年9月6日(日曜)、秋競馬の幕開けを告げる注目のGⅡが中山と阪神で行われた。
中山競馬場では秋華賞トライアルの第11回紫苑ステークス(GⅡ)。
そして阪神競馬場では秋のスプリント戦線を占う第40回産経賞セントウルステークス(GⅡ)。
3歳牝馬の頂上決戦へ向かう馬たちと、秋の短距離GⅠ戦線を目指すスプリンターたち。
果たして勝利をつかんだのは――。
■中山11R 第11回紫苑ステークス(GⅡ)
マスターソアラが鮮やかな差し切り!重賞初制覇
雨に見舞われた中山競馬場。
芝は重馬場となり、3歳牝馬にとって厳しいコンディションとなった。
そんな難しい馬場をものともせず、最後に突き抜けたのが6番人気マスターソアラだった。
大野拓弥騎手を背に中団からレースを進めると、最後の直線で力強く加速。
先に抜け出したサムシングスイートをゴール前でとらえ、見事に差し切った。
勝ちタイムは2分03秒5。
マスターソアラにとっては、これが待望の重賞初制覇。2月のクイーンC以来となる実戦で、いきなり大きなタイトルを手にした。
【紫苑ステークス・上位結果】
| 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 騎手 | タイム |
|---|---|---|---|---|---|
| 1着 | 4 | マスターソアラ | 6番人気 | 大野拓弥 | 2:03.5 |
| 2着 | 2 | サムシングスイート | 4番人気 | 団野大成 | 2:03.6 |
| 3着 | 9 | ドリームコア | 1番人気 | C.ルメール | 2:03.8 |
| 4着 | 6 | アストリル | 5番人気 | M.ミシェル | 2:04.0 |
| 5着 | 1 | ジワタネホ | 10番人気 | 三浦皇成 | 2:04.1 |
JRA公式によると、レースは雨・芝重。マスターソアラは8-8-6-5番手で進み、上がり3F36秒2の末脚を繰り出した。
■1番人気ドリームコアは3着
単勝2.5倍の1番人気に支持されたドリームコアは3着。
道中は好位につけ、3~4コーナーから進出。しかし直線ではマスターソアラ、サムシングスイートの決め手に屈する形となった。
それでも3着を確保し、秋華賞への優先出走権を獲得。
紫苑ステークスでは1~3着馬に秋華賞の優先出走権が与えられるため、マスターソアラ、サムシングスイート、ドリームコアの3頭は秋の大舞台へ大きく前進した。
■馬券も波乱!
6番人気マスターソアラが勝ったことで、配当面でも見応え十分の決着となった。
- 単勝4番:1,270円
- 馬連4-2:3,690円
- 馬単4→2:7,440円
- 3連複2-4-9:3,720円
- 3連単4→2→9:35,360円
特に3連単は116番人気で35,360円。
1番人気ドリームコアを押さえながら、6番人気マスターソアラを勝ち馬として狙えたファンには、大きな配当となった。
■阪神11R 第40回産経賞セントウルステークス(GⅡ)
フリッカージャブが圧巻の重賞連勝!
一方、阪神ではスプリンターたちによる超高速決戦。
勝ったのは、堂々の1番人気フリッカージャブ。
松山弘平騎手が手綱を取り、好スタートから2番手を確保。
逃げるピューロマジックを射程圏に入れながら、絶好のポジションでレースを進めた。
そして直線。
松山騎手のゴーサインに応えるようにフリッカージャブが鋭く伸びる。
最後はピューロマジックを1馬身差で退け、見事に重賞連勝を達成した。
勝ちタイムは驚きの1分06秒9。
阪神の芝1200メートルで、スプリンターとしての能力の高さを改めて証明した。
【セントウルステークス・上位結果】
| 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 騎手 | タイム |
|---|---|---|---|---|---|
| 1着 | 3 | フリッカージャブ | 1番人気 | 松山弘平 | 1:06.9 |
| 2着 | 9 | ピューロマジック | 2番人気 | 岩田望来 | 1:07.0 |
| 3着 | 1 | ママコチャ | 5番人気 | 武豊 | 1:07.2 |
| 4着 | 2 | クラスペディア | 13番人気 | 小崎綾也 | 1:07.3 |
| 5着 | 4 | ティニア | 15番人気 | 田口貫太 | 1:07.5 |
阪神は曇り、芝は良。
前半から速い流れとなり、3F通過は32秒8。その高速ラップを2番手で追走しながら最後まで脚を残したフリッカージャブの強さが光った。JRA公式では上がり3F33秒7、勝ち馬の通過順位は2-2だった。
■ママコチャが3年連続の馬券圏内
注目したいのは3着に入ったママコチャだ。
7歳となった今年も衰えを感じさせない走りを披露。
武豊騎手とのコンビで、直線では上がり3F33秒4の末脚を繰り出して3着まで追い上げた。
これでセントウルステークスでは3年連続の馬券圏内。
ベテランスプリンターの底力を見せつける結果となった。
■馬券は人気サイドの決着
セントウルステークスは1番人気フリッカージャブ、2番人気ピューロマジック、5番人気ママコチャという上位人気馬による決着。
- 単勝3番:280円
- 馬連3-9:640円
- 馬単3→9:1,100円
- 3連複1-3-9:1,560円
- 3連単3→9→1:5,510円
3連単でも5,510円と、紫苑ステークスとは対照的な堅い決着となった。
■秋競馬の主役候補が見えてきた!
9月最初の日曜から、競馬ファンを熱くさせる2つのGⅡが繰り広げられた。
中山では、マスターソアラが重馬場を味方につけて重賞初制覇。
2着サムシングスイート、3着ドリームコアとともに秋華賞への切符を手にした。
一方、阪神ではフリッカージャブが圧倒的なスピードを披露。
重賞連勝で、スプリント界の新たな主役候補として名乗りを上げた。
秋競馬は、ここからさらに加速していく。
3歳牝馬の頂点を決める秋華賞。
そして秋の短距離王決定戦へとつながるGⅠ戦線。
今回の2つのGⅡで輝きを放った馬たちが、次の大舞台でどんな走りを見せるのか――。
マスターソアラの快進撃は続くのか。
フリッカージャブはGⅠでも通用するのか。
秋競馬は、いよいよ面白くなってきた。
情報・データの出所
主なレース結果、着順、タイム、通過順位、払戻金、馬場状態などはJRA公式の2026年9月6日レース結果を基にしています。紫苑ステークスの秋華賞優先出走権についてもJRA公式情報を参照しました。
また、レース展開や勝ち馬に関する補足情報については、netkeiba、東スポ競馬などの当日・翌日報道も参照しています。
※競馬の結果・払戻金などのデータは、必ず主催者発表の情報と照合してください。
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