秋のGⅠ戦線へ――阪神と中山で生まれた2つの衝撃!
秋競馬が本格化する9月13日――。
阪神では牝馬三冠最終戦・秋華賞へ向けた重要な一戦、第44回関西テレビ放送賞ローズステークスGⅡ。
そして中山では菊花賞へ向けた重要なステップ、第80回朝日杯セントライト記念GⅡが行われました。
阪神では無傷4連勝の新星が圧巻のパフォーマンス。
一方、中山ではなんと12番人気の伏兵が重賞初制覇という大波乱!
秋のGⅠ戦線を占う2つのGⅡは、まさに見逃せない一日となりました。
阪神11R 第44回関西テレビ放送賞ローズステークスGⅡ
モンローウォークが圧巻の3馬身差!
無傷4連勝で秋華賞の主役候補へ
阪神芝1800mで行われたローズステークス。
12頭によって争われたレースを制したのは、1番人気のモンローウォークでした。
戸崎圭太騎手を背に、好スタートから2番手を確保。
逃げるファストフォワードを前に見ながら、実にスムーズなレース運びを見せます。
そして迎えた直線。
残り300m付近で戸崎騎手が軽く促すと、モンローウォークはスッと反応。
そこからは後続との差を広げる一方でした。
最後はなんと3馬身差。
勝ちタイムは1分44秒5(良)。
しかも鞍上はゴール前で余裕を見せるほどの圧勝劇でした。
レース結果
| 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | タイム |
|---|---|---|---|---|
| 1着 | 7 | モンローウォーク | 1番人気 | 1:44.5 |
| 2着 | 2 | エンネ | 3番人気 | 1:45.0 |
| 3着 | 6 | イクシード | 2番人気 | 1:45.2 |
| 4着 | 5 | ファストフォワード | 10番人気 | 1:45.3 |
| 5着 | 8 | ミリタリータトゥー | 11番人気 | 1:45.5 |
公式結果によると、モンローウォークは前半から2番手につけ、上がり3ハロン34秒1。エンネに3馬身、イクシードにさらに1馬身半の差をつけています。
無傷4連勝――モンローウォークの勢いが止まらない!
モンローウォークはこれで4戦4勝。
父はキズナ、母アンフィトリテⅡ、母父Sebringという血統を持つ3歳牝馬です。
新馬戦を勝利した後、骨折による休養で春のクラシックには出走できませんでした。
しかし復帰後は八雲特別、かもめ島特別を連勝。
そして迎えた重賞初挑戦のローズステークスでも、まったく勢いが衰えることはありませんでした。
特筆すべきは、その勝ち方です。
「重賞初挑戦だからどうか」
そんな心配を吹き飛ばすような、余裕たっぷりの走り。
戸崎騎手もレース後、非常に強い内容だったことを評価しています。
これで秋華賞へ向けて、牝馬戦線に一気に主役候補が登場しました。
2着エンネ、3着イクシードも秋華賞へ前進
2着には3番人気のエンネ。
勝ち馬をマークするような位置で運び、直線でもしっかり伸びましたが、今回は勝ったモンローウォークの強さが一枚上でした。
3着には2番人気のイクシード。
後方寄りから末脚を伸ばし、上位に食い込みました。
ローズステークスは秋華賞トライアルで、3着までの馬に秋華賞への優先出走権が与えられます。
つまり、今回の上位3頭は秋華賞への切符を手にしたことになります。
中山11R 第80回朝日杯セントライト記念GⅡ
こちらは大波乱!
12番人気ジャスティンシカゴが重賞初制覇!
阪神でモンローウォークが圧勝した一方、中山では競馬ファンを驚かせる大波乱が待っていました。
芝2200mで行われた第80回セントライト記念。
勝ったのは――
12番人気のジャスティンシカゴ!
単勝オッズはなんと50.6倍。
人気薄の評価を覆し、見事に重賞初制覇を成し遂げました。
レース結果
| 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | タイム |
|---|---|---|---|---|
| 1着 | 7 | ジャスティンシカゴ | 12番人気 | 2:14.0 |
| 2着 | 6 | サヴォアフェール | 2番人気 | 2:14.2 |
| 3着 | 2 | アウダーシア | 6番人気 | 2:14.3 |
| 4着 | 5 | アスクエジンバラ | 3番人気 | 2:14.3 |
| 5着 | 15 | エリプティクカーブ | 9番人気 | 2:14.4 |
レースは稍重馬場。
ジャスティンシカゴは道中で好位につけ、3~4コーナーでも手応え十分。
直線で進路を確保すると、最後まで力強く伸び切りました。勝ちタイムは2分14秒0です。
原優介騎手「折り合いがついたというところが一番の勝因」
ジャスティンシカゴを勝利へ導いたのは原優介騎手。
レース後、原騎手は今回の勝因として折り合いがついたことを挙げています。
さらに3~4コーナーでは手応えが抜群で、あとは進路が開くのを待つような状況だったと振り返りました。
そして、この勝利は原騎手にとっても大きな意味を持ちます。
ジャスティンシカゴは父スワーヴリチャード、母エリカブライト、母父キングカメハメハという血統。
これで通算成績は7戦3勝となりました。
2着サヴォアフェール、3着アウダーシアも好内容
2着は2番人気のサヴォアフェール。
好位からレースを進め、最後までしっかり脚を伸ばしました。
勝ち馬には届かなかったものの、1馬身差の2着なら十分に存在感を示したと言えるでしょう。
3着には6番人気のアウダーシア。
後方から徐々にポジションを上げ、直線では上がり3ハロン34秒0の末脚を繰り出しました。
また、4着のアスクエジンバラ、5着のエリプティクカーブも僅差。
1~5着までの差はわずか0秒4しかありませんでした。
セントライト記念で何が起きたのか?
今回のセントライト記念は、人気だけを見れば完全な波乱決着。
しかし、レース内容を見ると、ジャスティンシカゴの勝利は決してフロックとは言い切れません。
ジャスティンシカゴは2~3番手付近で流れに乗り、最後の直線でもしっかり脚を残していました。
一方、1番人気に支持されたゴーイントゥスカイは6着。
日本ダービー4着の実績を持つ実力馬でしたが、スタートで後手を踏み、スローペースの中で後方からの競馬となったことが響いたようです。
そしてもう一頭、4番人気のバステールは13着。
レース後には、馬場が合わなかったとのコメントも出ています。
払戻金にも注目!
ローズステークスは上位人気馬が順当に決着。
一方、セントライト記念はまさに波乱でした。
ローズステークス
- 単勝7番:190円
- 馬連2-7:550円
- 3連複2-6-7:1,110円
- 3連単7→2→6:3,490円
セントライト記念
- 単勝7番:5,060円
- 馬連6-7:11,560円
- 3連複2-6-7:32,610円
- 3連単7→6→2:284,140円
なんと3連単は28万4140円!
12番人気ジャスティンシカゴを1着に置いた馬券は、大きな配当を生み出しました。
秋のGⅠ戦線が一気に面白くなった!
9月13日の阪神と中山で、まったく対照的な2つのGⅡが行われました。
ローズステークスでは、
「無傷4連勝の新星・モンローウォーク」
が誕生。
一方のセントライト記念では、
「12番人気ジャスティンシカゴの大金星」
という大波乱。
この2頭が、これからの秋競馬をさらに熱くしてくれそうです。
モンローウォークは10月18日に京都競馬場で行われる秋華賞へ。
そしてジャスティンシカゴは、クラシック最後の一冠・菊花賞を見据えることになります。
果たして秋のGⅠで待っているのは、新たなスターの誕生か、それとも伏兵のさらなる下克上か――。
2026年秋競馬は、ここからが本番です!
次の大舞台で、この2頭がどんな走りを見せるのか。
競馬ファンなら、今から目が離せません!
データ・情報の出所
- JRA(日本中央競馬会)公式レース成績:ローズステークス、セントライト記念の競走条件・結果・タイム等
- netkeiba:着順、人気、払戻金、通過順位、ラップタイム等
- netkeiba競馬ニュース:レース回顧、騎手・関係者コメント等
※レース結果・払戻金などは主催者発表の情報をご確認ください。


