福島11レースで開催された伝統のハンデ重賞、 第62回七夕賞(GⅢ・芝2000m)振り返り

「夏は福島」を象徴する、波乱含みの名物レース。2026年7月12日(日曜)、織姫と彦星は大勢の競馬ファンに最高の「ショー」を届けてくれました!現地からの熱気とともに、劇的なレースの模様をお届けします。

狙いすましたロケットスタート!アスクナイスショーが劇的重賞初V!

曇り空、そして馬場状態「稍重」というタフなコンディションで行われた今年の七夕賞。16頭の精鋭がゲートに収まり、いっせいに飛び出しました。

レースを引っ張ったのは大外から果敢にハナを奪ったショウナンマグマ。しかし、その直後の2番手、絶好のポジションをピタリとキープしたのがアスクナイスショー(牡5・田辺裕信騎手)でした。

福島のタフな馬場。前半のペースが落ち着いたとみるや、4コーナーを迎える前に早くも先頭を捉えにかかり、直線に入ると一気に加速!

「アスクナイスショー、独走態勢に入る!」

直線で後続が追いすがる中、アスクナイスショーは力強い足取りでリードを広げ、影をも踏ませぬ快走を披露。最後は2着のマイネルモーントに2馬身半の差をつける決定的な勝利で、嬉しい重賞初制覇(初タイトル)を飾りました!勝ちタイムは1分57秒9。まさに馬名(「素敵なショー」)の通り、福島競馬場を大歓声で包み込む見事なステージでした。

2着は6番人気のマイネルモーント!15番人気オニャンコポンが執念の激走で3着に!

王者の完璧な一人舞台の後ろでは、息をのむような大混戦が繰り広げられました。

中団からジワジワと脚を伸ばした6番人気マイネルモーント(石川裕紀人騎手)がしぶとく伸びて2着を確保。そしてスタンドを最もどよめかせたのが、道中後方3番手に待機していた15番人気の伏兵オニャンコポン(吉田豊騎手)です。メンバー最速の上がり35秒4の末脚を繰り出して3着に見事突っ込みました。

この大波乱により、3連単の配当は22万3,050円という高配当を記録!まさに七夕にふさわしい、ドラマチックな幕切れとなりました。

伝統の七夕賞(GⅢ)上位着順表
  • 1着 11 アスクナイスショー 牡5 55.0 田辺 裕信 1:57.9 (2番人気)
  • 2着 6 マイネルモーント 牡6 56.0 石川 裕紀人 1:58.3 (6番人気)
  • 3着 9 オニャンコポン セ7 54.0 吉田 豊 1:58.5 (15番人気)

※1番人気に支持されたカラマティアノス(岩田康誠騎手・58.0kg)は、トップハンデも響いたか直線伸びきれず7着に敗れました。

💡メモ

勝ったアスクナイスショーを管理する中舘英二調教師はJRA重賞通算5勝目。そして何より、手綱を握った田辺裕信騎手の手腕が光りました。田辺騎手は6月28日のラジオNIKKEI賞(サノノグレーター)に続く福島重賞連勝。地元民の期待を背負い、福島の馬場を誰よりも知り尽くしているからこそできた、完璧な立ち回りと早め先頭の好判断でした。

サマー2000シリーズの第2戦にふさわしい熱戦を制したアスクナイスショー。ここからの本格的な夏競馬前線でも、主役を張る一頭になることは間違いありません!

データ・情報出所

本記事のレース結果、タイム、払戻金、通過順位等のデータは、JRA(日本中央競馬会)の公式発表データおよびnetkeiba、スポーツナビの速報・成績表に基づき作成しています。

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